【乳がん】東京で突出 【肝臓がん】西日本に偏在

本日(2016/6/30)の読売新聞掲載記事より(>_<)


がんを発症する危険性、都道府県によって差があることが29日、国立がん研究センターが発表した2012年のがん患者の推計値でわかった。今回初めて47都道府県の全データがそろった数値発表。


肝臓がんは西日本で多く、乳がんは東京で突出して高かった。


全都道府県でがん登録のデータがそろい、地域ごとの全容が明らかになったのは初めて。

推計値によると、12年に新たにガンと診断されたのは約86万5000人。集計結果から、発症の危険性について全国平均を100として都道府県ごとに算出したところ、男性は、北海道、東北、山陰、九州北部で発症が多く、女性は、東京、大阪、福岡など都市圏で目立った。


がんの種類別でみると、肝臓がん発症の危険性は、男女とも福岡の指数が160台と最も高く、和歌山や愛媛、広島、兵庫、大阪など近畿以西で120~150と高い府県が多かった。


乳がんは東京で133と際立って高く、愛媛、福岡、三重、長野、広島も110台と高い。

胃がんは東北地方や日本海側、大腸がんは北海道や、東北、中部地方で危険性が高い。


この結果から「生活習慣や環境の違い、がんの原因となる細菌やウイルス感染者の分布などが地域差の要因と考えられる」(国立がん研究センター全国がん登録室長:松田智大)


本日の新聞記事

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