肌の乾燥対策には、外的からの防御という意味で保湿クリーム等の使用は
不可欠ですが、身体の中からのアプローチもとても大切です。肌の角質層の
水分保持に役立っているセラミドは肌内部でも生成されますが、年齢とともに
生成量が減少するので水分補給や食べ物からの補給が必要ですね。
セラミドを豊富に含む食材としては、大豆・ほうれん草・黒ごま・ゴボウ・
ひじき・生芋こんにゃくなどがあります。「色の黒い食材」と覚えやすいかも。
のどの渇きを感じにくい冬場はどうしても水分補給を怠りがちですが、お肌のため
だけでなく、風邪の対策や心筋梗塞の予防の面からも非常に重要です。水分を補給する
ことで、のどや鼻の粘膜を潤してウイルスの侵入を防ぎます。また、痰や鼻水として
体内に侵入したウイルスを排出するためにも水分が必要です。 寝る前と起床後の
水分補給は欠かさず、できればミネラル豊富なナチュラルミネラルウォーターを
飲用しましょう。私は…どうせ飲むなら&買うなら効率的なオールインワンウォーターを
必飲しています(^_-)-☆
【お役立ち知識】
●セラミド(細胞間脂質)
細胞間脂質は、角質層の細胞と細胞の間に存在します。細胞間脂質の主成分は脂質の一種で
あるセラミドであり、細胞間脂質の約50%を占めています。細胞をレンガに例えると
細胞間脂質はレンガを固定するセメントのような働きをしています。この働きにより
細胞と細胞を密着させ、角質層の健全な層構造を形成して水分の蒸発を防いでいます。
細胞間脂質に蓄えられた水分が減少すると、細胞と細胞の間に隙間ができ、水分が皮膚の中
からどんどん逃げて肌の保湿機能が低下します。(写真はなんとなくセラミドのイメージ)
●天然保湿因子(NMF)
天然保湿因子は角質細胞の中にあり、アミノ酸・乳酸・尿素・クエン酸塩などから
構成されており、水分を抱え込む性質を持っています。天然保湿因子は、空気中や
真皮からの水分を吸収して肌に潤いを与えると同時に、肌の水分量を一定に保つ働きを
します。天然保湿因子が減少すると、肌表面の古い角質が溜まったり、天然保湿因子自体の
生成が弱まることで、肌は乾燥しやくすなり硬くなりごわついた状態になります。
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