穴は深く掘れ。直径は自ら広がる。

松尾新吾(元九州電力会長)氏が若い頃の信条にしていた言葉だそうです。

「穴を深く掘れとは、仕事を一所懸命『深堀』することだ。深くなればなるほど直径は自然と広がっていく。」


若い頃、人付き合いが苦手でうまく人との交流ができなかった松尾会長が、この言葉に出会い、まずは自分の仕事を懸命に深く掘り下げていこうと、そうすれば、自然と苦手な人付き合いも広がっていくだろうと思われたそうです。


この「仕事」という言葉を「勉強」なり、「志」なりの他の言葉におきかえることは可能だし、それで自分が今、何をすべきか、何に注力すべきかがクリアになりますものね。


ワタクシが思うに、人生訓を語るのに難しい言葉は不要で、常に、自然の中に答えは存在するように思います。


子どもの頃に砂場で穴を掘ったことがあれば、上のような言葉を読んだ時に、頭の中にはすっと砂場の中の逆円錐形の形が浮かび上がり、すとんと心の中にその時の体験とともに落ちるものがあるからです。

砂の性質によっては、掘っても掘ってもなかなか深く掘れないことってありましたよね?


ってことは。

みんな答えは自然の中にあり、子どもの頃に経験していて、大人になって欲やら周囲の評価やらなんだかんだで見えなくなってしまっているということだけ…なのかもしれません(笑)


「道は開ける」の著者:デールカーネギーの本の中でこのような言葉があります。


「今日だけは、一日の計画を立てよう。処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。

予定どおりにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。

そうすれば2つの悪癖---  拙速と優柔不断 から縁が切れるかもしれない。」


今の自分のすべきこと、自分がその日やるべきことを細かくノートに書き出し、一つ一つの達成を目指して取り組み、日々確認する作業を繰り返す…

この瞬間を無駄にせず丁寧にそれだけに集中して頑張る…その繰り返しから道は開ける。


あれ?これって? 

子どもの時にスコップ持って砂場で、無心になって一つの穴を掘ってた時と同じですやん?


やっぱり。

人生の成功者の言葉は深い・・・

そして。

誘惑に弱くあきらめやすい自分の心はまだまだ浅い・・・ 今から砂場行こかな( ;∀;)




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