随人観美(ずいじんかんび)

「随人観美」という言葉があります。

人にしたがって美を観る、その人だけが持っている美を観ろ、という禅語の言葉です。

とはいっても、言葉が刃になって心が傷つき、その人の美を観れるようなとてもそんな高尚な状況になれない時も数多くあると思います。


でも、誰しも幸せを求めながら毎日を頑張って生きていて、そのために夢や目標ももち努力もし…この繰り返しの中で幸せと絶望を経験しているのではないでしょうか?


チベット仏教の指導者 ダライ・ラマ法王が来日され、何度も強調されていたメッセージがあります。


「あなたの行動が全体の益になっているか、常にそのことを心がけなさい。


…私は自分のやっていることが全体の益になっているかを常に考えています。多くを与えた人たちは多くを与えられます。人に尽くすのが幸せの原点ではないでしょうか?」


その上で、日本の若者たちへ訴えかけられたメッセージが


「モラルを上げなさい。それが日本という国が世界のリーダーになる鍵です。」


人に喜びを与え尽くすことでのみ真の喜びが得られるという、人間の本質をもう一度深く理解し、

高い倫理観をもち、怒りや我が儘な心を制しながら他のために貢献していく…


幸せを手にするための人生の黄金鉄板ルールだろうと思います。


法王の言葉に限らず、いわゆる人生の真の成功者の方々のお言葉は決して特別なものではありません。難解な言葉など不要です。 

聴けば誰もがそのとおりだとうなずく内容のものばかりです。


しかし、法王が、その穏やかな口調ながら、命懸けで説かれる教えには人生の真理に目覚めさせられるだけの強い説得力があります。


起業して5坪の店から上場企業にまで成長させた森田社長のお言葉で


「人の話も聞かず不平不満ばかり言う人、自分の損得しか考えられない人は他人に信頼されず輝くこともない。それだけ他人に学び、話に耳を傾ける素直さが人生を成功させるうえで大切。」


本って紙に印字した単なる文字の羅列表記ですよね? 手書きでもない印刷物です。

まして、コピペしてもわからないぐらい凡庸な、ネット上に拡散されているような言葉もあります。


それでも、その人物が語る本は、言葉は、読んでる者の心にずどーーんと真っすぐに響くんです。 涙が出てくることもあります。 


不思議だと思いませんか? きっと、その人物が経験された計り知れない苦労や、体得された精神が氣となって伝わるんですね。


私自身まだまだ未熟ですが… そのスピリットが共響できる器を磨いていきたいです(*^^)v



Faith Japan

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