鉄不足予備軍☆ヘム鉄・非ヘム鉄

女性に多い貧血 (:_;) 貧血=鉄分摂取なのですが、貧血の基礎知識をまとめてみました。参考になれば…


貧血とは、赤血球の数やヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質)の量が少ない状態をいいます。

赤血球には、肺から酸素を運び、全身の組織に届けることを可能にしているヘモグロビンというタンパク質が含まれています。赤血球数が減少したり、赤血球中のヘモグロビンの量が少なくなったりすると、血液は酸素を十分に供給できなくなります。組織に酸素が十分に供給されないと、貧血の症状が現れます。


     原因

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貧血の原因は数多くありますが、貧血が生じるしくみを大きく分けると、ほとんどの場合次の3種類に分類されます。


① 失血(大量の出血)

② 赤血球の産生不足

③ 赤血球の大量破壊


ケガや手術の場合にみられるように、大量の出血によって貧血が起きることがあります。

多くの場合は、徐々に繰り返し発生する出血で、典型的な例は、消化器や尿路の異常による出血や重度の月経出血です。慢性的な出血があると体内の鉄分が減少し、貧血がさらに悪化します。


体が十分な量の赤血球をつくれないことも、貧血の原因になります。赤血球の産生には多くの栄養素が必要です。

最も重要な栄養素は、鉄、ビタミンB12、葉酸の3つですが、ビタミンC、リボフラビン、銅もごく微量ながら必要な他に、適切なホルモンバランスも必要で、特にエリスロポエチン(赤血球の産生を刺激するホルモン)が重要です。


これらの栄養素やホルモンがないと、赤血球の産生速度や産生量が低下したり、赤血球が変形して酸素を十分に運べなくなったりします。慢性疾患も赤血球の産生に影響する場合があります。状況によっては、白血病、リンパ腫、転移癌などが骨髄に浸潤して、骨髄のスペースが置き換えられることで、赤血球の産生が低下することがあります。


赤血球が破壊されすぎた場合も、貧血になることがあります。通常、赤血球の寿命は約120日間です。この通常の寿命に近いものや寿命を過ぎた赤血球は、骨髄、脾臓、肝臓にある貪食細胞に取り込まれて破壊されます。

寿命に達していない赤血球が破壊(溶血)されると、それを補おうとして骨髄は新しい赤血球の産生を速めます。赤血球の産生を上回るペースで破壊が進むと、溶血性貧血が起こります。溶血性貧血は、出血過剰や赤血球産生低下による貧血に比べると、比較的まれな貧血です。


    ヘム鉄と非ヘム鉄

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鉄不足を予防するためには、鉄分が豊富なバランスのよい食事を摂ることが大切です。


食品に含まれる鉄には、肉や魚などの動物性食品に多い吸収性の高いヘム鉄野菜や穀類などに含まれる吸収性の低い非ヘム鉄があります。(下の図参照)

また、ヘム鉄を含む動物性食品の方が鉄の吸収率が高いことが知られています。しかし、一般に日本人が食事から摂取する鉄の85%以上が吸収率の低い非ヘム鉄なのが現状です。


食品からの摂取方法としては、吸収性の高いヘム鉄を多く含む食品を摂ることや非ヘム鉄は動物性たんぱく質やビタミンCと摂取することによって吸収率が高まるため、食事の組み合わせを工夫することも大切です。


血液中のヘモグロビン濃度がかなり少なくなると、疲れや動悸、めまいなどの自覚症状が出ますので、そうなる前に鉄分はきちんと補給しましょう(^_-)-☆ 

日本人は自覚症状の出る前の「かくれ鉄不足」(潜在性鉄欠乏)がとても多いそうです。

こういった症状があれば要注意☆


□ このところ朝、なかなか起きられない

□ なんとなく食欲がない

□ 集中力が持続しない

□ 冷えがつらい

□ 全身に怠惰感がある

□ 肩こりがきつい

□ 午後になると眠くなる

□ 休日はごろごろしていることが多い

□ 頭が痛かったり、重い感じがする


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