四苦八苦 ☆ 悲しいときは…

熊本地震で日常生活が一変されてしまわれた皆様 心よりお悔やみ申し上げます。

一日も早く復旧作業が整いますことを遠い地よりお祈り申し上げます。



私たちは日々苦しみの中に生きています。

お釈迦様は我々の人生には「4つの苦(生老病死)」がつきものであるとおっしゃられています。


*「」…この世に生まれてくる苦しみ

*「」…生まれた瞬間から老いていく苦しみ

*「」…病にかかることでの苦しみ

*「」…いつの日か迎える死への苦しみ


さらにこれら「4つの苦」にプラスして4つを加え合計「8つの苦(四苦八苦)」と呼ばれています。


*「愛別離苦(あいべつりく)」…愛しい人ともいつかは別れなければならない苦しみ

*「怨憎会苦(おんぞうえく)」…会いたくない人とも顔をあわせなければならない苦しみ

*「求不得苦(ぐふとくく)」…求めるとおりにそれが手に入らない苦しみ

*「五蘊盛苦(ごおんじょうく)」…心と体の動きがコントロールできない自身の苦しみ


苦しみにあふれた世の中ですが、この「苦」という言葉はインド本来の言葉としては

「思いどおりにならない、どうしようもない」という意味だそうです。


生も老いも病も死も 出会いも別れも 私達がどうあがいてどうにもならないこと…ですが

だからといって諦めて生きるわけにはいかないので、今この瞬間をどう生きていくかが大切であるとお釈迦様もおっしゃられています。


悲しいときは泣くもよし、涙は心の眼を洗う


悲しいときや苦しいときは一歩休んで泣くのもいい。

しっかり心を静めて涙が止まればそこから新たな意味を踏み出そう。


真言宗高野山の高僧の方のお言葉を添えさせていただきます。合掌。

Faith Japan

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