世界の三大幸福論の一つに数えられるフランスの哲学者:アラン(1868~1951)の代表作『幸福論』(1925)には現代にも通じる幸福の真髄が書かれてあることに驚きます。少しここでご紹介♪
アランは自然災害や事故などに遭遇するようなことを不幸とはいわず、自分で自分を不幸にしている人たちのことを不幸と定義づけています。
では、幸福とは何かを一言でいうなれば
「幸福はいつもわれわれの手から逃げていくと言われている。人からもらう幸福についてはそれは正しい。人からもらう幸福などまったく存在しないからだ。しかし、自分でつくる幸福というものはけっしてだまさない。それは学ぶことだから、そして人はいつも学んでいる。知ることが多ければ多いほど、学ぶこともますます多くなるのだ。」とあり、
なるほど!幸福とはモノではないため人から与えられるものではないという一言に深く納得。
そして、憎悪、嫉妬、不安、絶望の人間の四大情念の存在を受けいれ、自分の意志によって自らを開墾し創造していく…そのプロセスそのものが幸福であると断言しています。
難しい意訳表現ですが、要するに、逃げずに現実を受け入れ自分で幸せを創っていくということこそが幸福なのだということを91年前の著作に書かれてあるのに驚きです。
…そうなんです。人間って。ロボットやウエラブル携帯等いくら最先端のツールを身に着けようとも幸福を求める精神、心は昔からまったく同じなんですよね(^◇^)
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